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特別休暇は取り入れていますか?

採用サイトなどで、企業の募集要項の中に「夏季休暇」「慶弔休暇」「リフレッシュ休暇」等の休暇が記載されているのを見た事がありますでしょうか。

これらの有給休暇とは別に扱われる休暇は、一般的に「特別休暇」と呼ばれ、企業ごとに設定されている福利厚生の1つとなっております。

それでは「特別休暇」とは具体的にどのような休暇で、有給休暇とはどう違うのでしょうか。

特別休暇とは

特別休暇とは、目的や形式を各企業にて定めることが出来る任意の休暇となっており、法律で定められている休暇ではないので「法定外休暇」として扱われます。

つまり、特別休暇が無いからといって違法になるわけではありません。

「法定休暇」と違い付与条件、休暇中の給与の有無、時期などを就業規則や独自のルールに則って作成できる為、企業の特色や意図によって様々な特別休暇が存在します。

特別休暇の種類

上述の通り、企業によって様々な特別休暇があり、その種類は多岐にわたります。よく見かける休暇や、珍しい休暇について紹介させて頂きます。    

慶弔休暇・・・お祝い事である「慶事」と、お悔やみ事の「弔事」が発生した際に取得できる休暇。およそ8割近くの会社が導入している特別休暇です。

参考:https://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r98520000020thx-att/2r98520000020tmf.pdf

夏季休暇・・・夏の間、特にお盆の時期などにまとめて取得できる休暇。企業によっては7~9月など定められた期間内に〇日取得してくださいといった形であったり、全社員へ日程が指定されていたりと、形式はバラバラです。
しかし日程が指定されている場合には「特別休暇」ではなく、一定の条件を満たした際に有給休暇を取得する日を企業が定められる「計画年休」として処理している企業もあります。夏季休暇が「特別休暇」なのか「計画年休(有給)」なのかは、就業規則で確認をしましょう。

リフレッシュ休暇・・一定の勤続年数や、年齢の節目を迎える社員に、健康維持や自己啓発など文字通りリフレッシュしてもらう為の休暇。最近ではよく見かける休暇ではありますが、導入率は全体の約11%と低めの数字になっています。しかし、従業員が1000人以上の企業に関しては40.4%と半数近い数字を出しているため、今後導入する企業も増えてくるかもしれません。

参考:https://www.mhlw.go.jp/toukei/itiran/roudou/jikan/syurou/13/gaiyou01.html

ペット忌引き休暇・・ペットが亡くなった時に取得できる休暇。ペットを飼っている人なら誰もが「ペットも家族」だと思い、亡くなったときには人間の家族と同じように無気力で仕事に集中できなくなる、という考えからペット業界で取り入れている企業があるそうです。

 

その他にもバースデイ休暇やアニバーサリー休暇など、社員を個人的に労わる休暇もあれば、慶弔休暇やファミリー休暇のような社員の周りの人にも配慮された休暇も有ります。これらの特別休暇は社員のモチベーションを上げるためでなく、アピールポイントとして新しい人材の確保にもつながるでしょう。

 

法律で定められていないとはいえ特別休暇を導入している企業は多く、また昨今の新型コロナウイルスによる緊急事態の際にも「特別休暇」を設ける事で有給の消費をせずに会社を休めるかもしれません。         

勤怠トラストでは基本的な機能として「特別休暇」の申請が出来るだけでなく、会社独自の有給休暇を設定し付与する事も出来ます。「特別休暇」という面からも、勤怠システムの入替えを考えている際には是非当社へご連絡下さいませ。

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